10ケ月ぶりのテーマは政務活動費

10ケ月ぶりのテーマは政務活動費


ほぼ毎日書いていたブログも、今やfacebookにとってかわり気が付けば10ケ月も放置状態。

ところが今回は思うことがあり、長文になりそうな気配だということでブログを久々に投稿してみました。

途中で飽きた方は、どうぞエスケイプしてくださいませ。

ここ数日、呆れ果てる議員の愚行がワイドショーを騒がせています。
本日も会派の控室に行ったところ某新聞の記事がコピーされて机の上に置いてありました。

「おいおい、浜松の議員は大丈夫か?」を心配される市民の皆さんもいらっしゃると思うので、本市の場合の報告をするとともに、色々な方面から叩かれるのを承知で私なりに感じたことを書いてみたいと思います。
まず政務活動費は、本市の場合、議員報酬とは別で月額15万円支給され、その範囲は浜松市議会政務活動費の交付に関する条例の第4条において下記のように決められています。

(政務活動費を充てることができる経費の範囲)
第4条 政務活動費は、会派が行う調査研究、研修、広報、広聴、住民相談、要請、陳情、各種会議への参加等市政の課題及び市民の意思を把握し、市政に反映させる活動その他住民福祉の増進を図るために必要な活動(以下「政務活動」という。)に要する経費に対して交付する。
2 政務活動費は、別表で定める政務活動に要する経費に充てることができるものとする。

《別表内の記載》

【調査研究費】
会派が行う市の事務、地方行財政等に関する調査研究及び調査委託に要する経費

【研修費】
会派が行う研修会の開催に要する経費及び会派以外のものが開催する研修会への参加に要する経費

【広報費】
会派が行う政務活動及び市政について住民に報告するために要する経費

【広聴費】
会派が行う政務活動及び市政に対する住民からの要望及び意見の聴取、住民相談等の活動に要する経費

【要請・陳情活動費】
会派が要請及び陳情の活動を行うために要する経費

【会議費】
会派が行う各種会議に要する経費及び会派以外のものが開催する各種会議への会派としての参加に要する経費

【資料作成費】
会派が行う政務活動に必要な資料の作成に要する経費

【資料購入費】
会派が行う政務活動に必要な図書、資料等の購入に要する経費

【人件費】
会派が行う政務活動を補助する職員を雇用するために要する経費

【事務所費】
会派が行う政務活動に必要な事務所の設置及び管理に要する経費


ここまで読んでくださっている方は、随分とご理解をして下さっていると勝手に思い込んでしまっているので、この辺りからだんだん本音を言うのですが・・・、ちょっとこの辺りで携帯電話の話を・・。

私の場合、携帯電話の8割から9割はほとんど仕事の会話です。
事務所や秘書を持てない私たちにとって携帯電話は必需品で、それゆえ名刺にも携帯番号を印刷させていただいております。
名刺はどんな方かまだ分からないうちに渡すのである意味、携帯番号の記載は非常に怖いのですが、自宅にかけられて小学生の子どもが対応するのは大変に失礼にあたるので、ほとんどの方は用事がある場合は携帯宛に連絡をいただきます。また出先ではスマホのインターネット経由で情報も調べます。

こんなに政務活動に貢献している携帯電話ではありますが、実は個人負担になっているのです。

しかしこれについては、これまでもそれを良しというのではなくしっかりと検討もされています。

今や料金制度は掛け放題が多いのですが、私的な使用と按分出来ないというのが理由のようです。
それなら2台持ちでも構わないと思うのですが、「貸与した電話を私用で使うんじゃないの?」

疑い出せばきりがありませんが、どうも昨今の議員の問題行動からすると「信用して!」というほうが無理なのかもしれません。

ところで政令市20市中、本市は議員報酬と政務活動費はどのあたりに位置しているのでしょう。

議員報酬額は20位、政務活動費額は16位でした。

http://23kugikai.blog.jp/archives/1057718995.html

これには一概に比べれない部分もあります。

本会議や委員会などの公務で登庁したとき、費用弁償といって別に支給される地方自治体もあります。(ちなみに浜松市はありません)

しかし、私たち政令市の議員はまだ良い方で、昨年、ある地方議員さんと研修後の懇親会で隣になり、お聞きしたところ議員報酬は十数万、政務活動費は無しとのこと。
若い方が、これでは生活が成り立つはずもなく、誰も立候補する人がいないのでもう勘弁してほしいのだけれど、町のみなさんにお願いされて困っていると聞きました。若い議員の活躍を期待するなら、市政に専念できるだけの報酬が必要かと考えます。

しかし富山の政務活動費不正使用は全く杜撰ですね。
ちなみに私の場合、費用清算はスケジュール帳に基づいて申請し、全てでないにしてもその証拠はfacebookで活動状況を報告しておりますので誰から追及されても抗弁ができます。

浜松市のように全国第2位、広大な面積を有する市で活動しようとすればそれなりに経費が掛かるのは容易に想像できます。
まじめにやっている者が、一部の(いや、これだけ多いと沢山だろ!と思ってる方もいるのでは?)悪質な議員のために疑いの目を向けられるのはまっぴらご免です。

携帯電話は二台持ち、車も軽自動車でよいのでリース、ガソリンも契約GSでカード払い、視察に行ったら必ず写真とともにレポートをネット公開。

誰が見ても明瞭なシステムを作ることが不可欠だと思われます。

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