暴言議員の件

私が県知事選挙で走り回っていた間、様々な事件が起きました。

この中でも、これは酷いと思ったのは豊田代議士が元秘書に対して行った言動。

皆さんもご存知のように、わたしも秘書の経験があり、日々一段とレベルの高い仕事を求められておりました。私がお仕えしていた先生は、性格がストレート故、有権者の皆さんには誤解されている部分が多々あったのですが、言葉に悪意はなく情に厚い方でありました。
この業界の厳しさは良く分かっているつもりでありますが、今回はあまりにも酷い。
秘書が耐えかねてICレコーダーを持ち出したのも余程のことだったのでしょう。

東洋経済オンラインの中島氏は、当該記事の中で、
(以下引用)
これで彼女が国会で安倍さんに対しても「バカ!死ね!」と言うのなら許せる、選挙運動中の有権者に向かっても「バカ!ハゲ!」と叫ぶのなら許せる。(中略)豊田議員はこの責任も全身で引き受けねばならず、政治家としては(少なくとも当分のあいだ)「死ぬ」わけですから、元秘書は正確に彼女に向かって「バカ!ブス!死ね!」というお返しをした結果になります。
・・・と書いている。

モノは落としたら拾えますが、言葉は拾うことができません。
私も自分では気が付かなかったある発言で、大事な支援者を失い、今でも戻ってきてほしいと悩んでいます。

秘書は奴隷ではありません。
この秘書も家に帰れば一国一城の主、こんな姿を娘に見せることが出来るでしょうか?
「お前の娘が交通事故にあって轢かれてさぁ、轢くつもりはなかったんですと言われたら腹立たない?」「頭がくしゃくしゃになってひき殺されてみろ」
この発言ですよ。
もしかしたら憎しみのあまり刺し違えていたかもしれないこの事件、ICレコーダーの音声の公開という手段でこのような結末になりました。

TVでは、議員活動の模様も併せて紹介されましたが、子供たちの明るい未来などと笑顔で語る資格もありません。

現在、本人は入院しているとの噂もありますが、本当に入院したいのは100人ともいわれている退職した秘書たちではないでしょうか。
こんな議員、離党ではなく、議員を辞めてください。

秘書時代、正直多忙で自分自身もかなりいっぱいいっぱいでしたが、秘書の仕事をさせて頂いたから今の自分があると感謝しています。

私がお仕えした先生は、当選した夜、自宅まで送っていった際に、後部座席からこんな言葉をいただきました。
「かんま君、ありがとう!あなたがいなかったら私は当選できなかったよ。次は神間君の番。弟のつもりで全力で応援するからね!」
あの言葉がまだ私の中で響いています。

その言葉通り、選挙の時には最大限の応援をいただき、こうして議員になってからも、「今度予算委員会で質問するんだけど、浜松のことでちょっと教えてくれる?」
嬉しいじゃないですか。
また、私が面識のある議員に、どこかの都市のどこかの会場で開催されているパーティで会うと、その会場から「かんまくーん!今、〇〇先生と一緒なんだけどさー・・」と電話を貰います。

嘗ては、仕事ですから辛いことも少しはあったけれど、今、固い絆で結ばれて本当に感謝しています。

国会議員の皆さん、自分の手となり足となって働いてくれる秘書を大事にしましょう。
秘書が長く続く職場は、親分の評価も高いですよ!

毎日毎日、お会いする皆さんに感謝を込めて!

コメント

名前
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
削除
暴言議員の件
    コメント(0)