厚生保健委員会視察「釧路市」

厚生保健委員会視察「釧路市」

わたしもいつ何時、予想だにしない事件に巻き込まれたり、病気になって生活が困窮するかもしれません。

そんな時、人として最低限の生活を保障するのが「生活保護費」なのです。

厚生保健委員会の視察3日目は、釧路市の生活保護の取り組みについて学ぶために釧路市役所に伺いました。
厚生保健委員会視察「釧路市」

釧路駅に降り立った時に、駅前だというのに一等地にあるビルやホテルが軒並み閉まっていて、荒廃しているのに気付きました。(写真参考)
厚生保健委員会視察「釧路市」


釧路市はかつては鉱山で栄えた街でありますが、平成12年に国内最後の炭鉱が閉山し大量の失業者が出ました。

この駅前の寂しさ感は、そんな余波もあってのことでしょうか。

もともとこの地は、多く仕事があるわけではなく、平成23年度あたりまでは求人倍率が0.5以下、1を超えたのも一昨年あたりだと聞きました。

失業者は、高齢化とともに傷病が相まって就労不能となり、「働きたくても働けない」そんな負の連鎖は止まりませんでした。

生活保護率は、平成24年度の55.1‰をピークとして、平成28年度の保護率は51.1‰(1000分率)。

つまり、20人に一人は生活保護ということになります。
 (ちなみに浜松市は確か0.9%と記憶しておりますので、100人に1人です)
私は視察の際には、時間が空いた時に、なるべくホテルの近隣を歩いてその都市を研究するようにしているのですが、市役所の近所だというのに道路の荒れが目立ちました。
市の予算の13%、扶助費が占めているということがこれらの原因でしょうか。

しかし、私たちは釧路市のそのような現状だけを学びに来たのではありません。
厚生保健委員会視察「釧路市」

まず驚くのは、釧路市生活保護自立支援プログラムは内容によって細分化されており、所管する釧路市生活福祉事務所の組分けは10個のグループに分けられています。

生活保護世帯と言えども、その生活スタイルは様々で傷病や高齢によって生活を維持できない家庭もあれば、日常のリズムを改善することによって自立できる対象者もいます。

いただいたパンフレットのタイトルには

「生活保護受給者は地域の力!」

と大きく書かれており、ボランティアの参加を通じて社会における自らの居場所づくりと自身の回復を目指すそうです。
自尊感情を回復し、地域社会の一員として活躍してもらわなければ街づくりが成り立たない状況になっていると話がありました。
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この他、書きたいことは山ほどありますが、睡魔に勝てず、先ほどから、コクリコクリ・・・・。

今日も朝5時から大事な用事を仰せつかっていますのでもう寝ます。
(・・・って、あと2時間しか寝れんじゃん)

この続きは、また後日!

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