AEDについて

AED(自動体外式除細動器)は、最近、防災訓練等様々な場所で講習会が行われ一度は訓練を受けた方もあることでしょう。
心停止の可能性がある方を発見したら、できるだけ早く119番通報を行い、胸骨圧迫・人工呼吸とともに一刻も早くAEDによる電気ショックを行うことが大切だと学びました。(実は心肺停止の方にするのではなく、心臓がけいれんし正常な動きをしていない状態に行うのだそうですね)
AEDには、診断機能がついていているので、必要のない場合には起動しないようになっているようです。
しかし心臓が停止した場合は数分、呼吸が停止した場合も5分を過ぎると死亡率は50%以上になります。
AEDの活用により、この心室細動状態時に、2分以内に除細動を行えば、救命の確率は80%以上になるそうですが、5分経過すると50%に、その後、1分遅れるごとに、救命の可能性は7〜10%下がっていきます。

わたしは以前、地元の救命講習会で幾度となくAED講習会に参加しましたが、誰もその在り処について把握していないことに疑問を持ちました。公の施設にあるこということでしたが、実際にその当時近隣のサ-ビスセンターには設置されていませんでした。(今はあります)
また、講習会場となっていたコミュニティーホールは自治会所有の建物なので公の施設ではありませんが、一般市民からすると常日頃からそこで自治会の会合等行うため公的施設と捉え、設置されていると思っていた方もありました。(26年度内設置予定)

実は浜松市内でAEDを探すには下記のようなサイトがあります。
スマホにはGPS機能がついていますので、現在地から最も近い場所を自動的に探してくれます。
http://gis.hamanako.jp/mp/aed/
ただ、実際に気が動転している場合、このアプリの存在を思い出すことはできるでしょうか?

また、AEDは多くの人が集まる場所で何かが起きた時、処置するツールであり、一般家庭での使用は想定されていないのかもしれません。
有事の場合、とりに行く往復の時間だけで10分もかかってしまったら、蘇生率が下がってしまいます。

探さなくても、誰でも場所が認識でき、且つ店舗が多いところにこれらが設置されていたら便利でしょう。
コンビニ・ガソリンスタンドにAEDがあったらいいですね。

既に龍ヶ崎市、宝塚市、そして県内では三島市では、コンビニやガソリンスタンドにAEDが設置されています。
AEDについて

ただ、浜松市の場合、面積が広いですから、市で何らかの補助をしようとすると、コンビニやガソリンスタンドの数が少ない北区・天竜区からは不公平感が生まれるかもしれません。

いざという時、目の前にあるのに使用できない、使用法を知らなかったために助かる命が助からない、これだけは避けたいものです。



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