お騒がせA君 その2

・・・昨日からの続き

翌日、悪びれる様子もなく、会社に平気で顔を出した。

昨晩の約束を問いつめるとまた急に気分が悪くなって寝てしまったとのこと。

(どうも彼の理論では電話の一本もかけれないほど急激に病気が悪化するらしい)

結局、辞めたいという話だったのでこれ以上話をしても無駄だと思い、職安に即刻求人の申し込みに行った。

ところがその夜またわたしの携帯が鳴った。

家に帰って会社を辞めるといったら親父に怒られたらしい。
彼の話ではめちゃめちゃ親父は怖いようだ。

先ほどの退職願撤回。

翌日、我が社は棚卸で飯を食う時間もなくAさんの対応をする暇がなかったので、根負けして「一ヶ月だけチャンスをやろう。そのかわりその間に一度でも前のようなことをしたら分かってるな!」
と念を押した。

ところがその説教から僅か10分、さっきまでその辺にいたと思ったらもういないicon09

ここまでくるともう彼の行動パターンは読めている。
彼のアパートを訪ねてみた。

3回呼び鈴を鳴らし、建物の影から隠れて待つこと1分。

もう招かざる客は行ってしまったと思いおもむろにそっと顔を出す。

「てめぇ、いいかげんにしろよ~」(怒)
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その後、夕方の糞忙しい時に彼からの電話が1分おきに10回ほど鳴った。

「退職の書類をそろえて家まで持っていくから」と言ったことにたいして、親父にばれるとまずいから家に来ることだけはやめてくれという懇願の電話だった。

執拗に執拗に何回も電話をかけてきた。

・・・明日へ続く

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