大学入試にて
今でもおぼえている。
悪夢の大学入試の英語の試験。
長文の中の1文が日本語になっていて、そこを英語に翻訳しなさいという問題。
文全体は覚えていないが、その中に「ワープロ」という言葉があった。
多分、その言葉以外は完璧に英語にすることが出来たと思う。
【Word processor】これが正しい綴りなのだが、なぜか急に【Word professor】じゃないかと思い始めてしまった。
オレって、バカ?
たしかに、言葉を打ち込めば何でも変換してくれる言葉の教授。
こういう時って、一度そう思い始めるとどんどん思い込みが激しくなってしまう。
最終的に終了間際に、合っている答案を不正解に直してしまった。
そしてあまりのバカさ加減に落ち込んだ。
しかし、そんなオレを助けてくれたのは当時ラジオでやっていた「ラサール石井」の大学受験講座「ここはこう覚えるのコーナー」。
くだらない語呂合わせで、年代を覚えるというもの。
あまりにもくだらなさすぎて、学校では「昨日の放送聞いた?」と話題になり、いつの間にかこんな会話そしていたものだから徐々に自分のものになっていた。
日本史の入試で出たのは、いくつか選択肢があってその中で間違いのものを選べというもの。
その中に、「(前略)~の間で、後3年の役は3年もの間戦われた。」というのがあった。
実はこの戦い足掛け4年にわたって行われたのでこれが間違い。
始まりの年号だけでなく、戦の終わった年代まで覚えていないと正解できない。
ところが、ラジオでたまたまやっていてオレの仲間内ではこれがバカ受け。
ちょっと文章にするには恥ずかしいのだが、
「入れてやさしく(1083)バック(後)で攻めて、液(役)を鼻まで(~87)飛ばす」
というもの。
これなら絶対忘れない。お蔭様で重要な年号からどうでもいい年号までかなり覚えさせていただきました。
今はもうこんなものしか覚えていないけど。
(結構いい大人になったので話せる話題でした)