大雨

かんま

2007年07月30日 23:28

まだ昨日の花火やっているのか?
ベッドでこれは夢なのか現実なのか考えた。

覚醒しつつある意識。
今度はそれが何なのかはっきりと認識できた。

ん、雷?

思わず我にかえって飛び起きた。

飯も食わず、寝ぼけ眼で車に飛び乗る。

「頼む!着くまで持ちこたえてくれ!」



新潟沖地震の影響で3日間受入れ先が閉鎖となったため、ただでさえ狭い当社の敷地内には受け入れを待つ通常の3倍の完成品があふれている。

軒はあるものの、ちょっとした雨でオーバーブローする有名なトイがあり親会社の従業員は皮肉で「Commaの滝」と呼ぶ者もいる。

この滝のおかげで、先日も苦労して梱包した製品を全部再梱包し、かなりの時間と労力を無駄にした。

そのため退社時には必ずシートをかぶせていくのだが、どうやら今回は持ちこたえることができるかどうか?



あと4kmほどのところで、大粒の雨が「ポツ・・・・・ボツ・・・・バタ・・・ドテ・・ビシャ・ダー」と落ち始めた。

ほんのわずか先が見えない。

信号が消えた。

道路は完全に冠水状態。

排水溝を覆う鉄の格子が目の前でバウンドしてはずれた。

人生最大の豪雨と雷。


ようやく会社に着いたものの、ものすごい状態と化していた。

軒は軒の役割を放棄し、トイはトイの役目を忘れていた。

あとで継ぎ足したと思われる部位からはすべて雨水が浸入し、屋内であろうと隙間さえあれば強引に雨水は入ってきた。



唖然


何もできず天を仰いだ。

笑うしかなかった。

無情にも、遅れをとり戻そうと休出した土曜日の分が全てパー。

段ボールはトロトロ。


別の部署では排水溝の処理能力がオーバーし、工場の足もとから逆流した汚水が30cmぐらい吹き出ていたらしい。


当然、髪の毛からつま先までびしょびしょになった。


今日はこの事後処理でほとんどを費やした。
すごい損失。

誰にこの怒りをぶつけていいのか?

自民党??赤城大臣???

・・・・こればかりはどうしようもない。