地域振興のため始めた(仮称)都田サックスアンサンブル、日曜日は天気がよかったので、都田総合公園で練習を行いました。
「青い空と鮮やかな緑が実に気持ち良い!」
遠くで小鳥のさえずりも聴こえます。
実はこのメンバーの共通項はPTAの役員なのです。
小学校のPTAの歴代副会長が4人、その家族が3人、僅かここ数ヶ月間に楽器を買ったり借りてきたりの、いわば『ど素人軍団』ですが、サックスと出逢えたことで毎日楽しくなったと好評です。
なかには、家事を片付けたあと、カラオケボックスで練習しているメンバーもいて、その成長といったら物凄いのです。
「あれ、この間までファの#って指どう?」って言ってたよね?
それが、ほんの数ヶ月足らずで、指定テンポではないものの4曲が最後まで通ってしまいました。
「○○さんが最近、腕を上げたみたいよ!」と聞けば、こっちでも「じゃあ、わたしも・・」と良い意味での競い合い。「仕事前に30分」「子どもが寝たあと1時間」というようにみんなコソコソと練習しているようです。
聞えてくる会話が「あ~、1日吹かなかったら調子悪いっ!」ってまるで吹奏楽の学生さんのようで、笑えてきます。
みんなに迷惑をかけてはいけないと思う気持ちが、確実に上達へ導いているんですね。
お母さんの頑張っている姿は、きっとこども達にも輝いていると映っていることでしょう。
目標は、地元の夏祭りで発表すること、そして、いずれは地域の老人ホームに慰問演奏に行くことです。
ここからは私の勝手な想いですが、ひとつの構想があります。
実は、私たちの住む地域の中学校に吹奏楽部がありません。
校区にある2つの小学校には金管バンドがあるのですが、せっかくここで頑張ったこども達の受け皿が今、無いのです。
これには理由があり、聞いてみれば確かに納得する部分があります。
この学校には、浜松市には数少ない合唱部があり、優秀な成績で全国大会を狙えるポジションにあるのですが、現在も部員が決して多いとは言えず、もし吹奏楽部を創部すると人数が割れてしまい、どちらも不本意な結果になる恐れがあるのです。
父兄からも「ぜひとも」という多くの声が上がっておりますが、どうしてもやりたいという子は仲の良い同級生と別れ、別の中学に進学するという現実があります。
そこで考えました。
まずはお母さんたちに骨を折ってもらってサックスアンサンブルでひとつ形を作ろう!
そしてそれが軌道に乗ったら、別に金管アンサンブルを募集してもいいんじゃないかと思ったのです。
吹奏楽団を作るのにはとてつもない労力がかかるし、人数が少ないと思うようなサウンドが出ません。
しかし、一つの集団として完成しているサックスアンサンブルや金管アンサンブルは、少ないなりにも低音楽器から高音楽器まで揃っていて、様々な曲を皆と合わせる喜びを感じることができます。
あとはこれらを、合体させればそれなりの編成になるのではないかと思うのです。
それが最終的には、吹奏楽になるのかビッグバンドになるのか分かりませんが、音楽を通じて住民同士のコミュニケーションがとれたり、校外活動としてこども達の育成ができればと思っています。
地域にソフトボールやインディアカのチームがあるように、音楽の団体があってもいいのではないでしょうか。
いつになるか分かりませんが、そんなことも思いながら記事をアップしてみました。
現在、この都田サックスアンサンブル、メンバーを募集しています。
都田・新都田にお住まいの方のみに限りますが、男女問わず、小学生高学年から参加できます。
(親子での参加も大歓迎)
ご希望の方は、ご連絡ください!
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